PREVENTIVE DENTISTRY
全身疾患とも密接に関係する歯とお口の健康を守ることは、ご自身の歯で食事やおしゃべりを楽しむことができる充実した人生と、健康寿命の延伸に繋がります。
しかし、毎日歯磨きしているから虫歯・歯周病にならない、という考えをお持ちの方は要注意。お口の健康を守るには、歯磨きを始めとしたセルフケアを正しく行うことと、歯科医院への定期受診、あなたに合った予防プログラムに取り組むことが大切なのです。
私たちは必ずといってよいほど毎日食事をし、
コミュニケーションをとりながら生活を送っていきます。
人が「幸せ」を感じる瞬間は、「美味しいものを食べる」「楽しい会話」など、
このような日常に多くあるのではないでしょうか?
食事や会話に「お口の働き」は欠かせないものですが、
お口を健康に保ち、歯を残す理由はそれだけではありません。
再治療の繰り返しは抜歯リスクが高まります。再治療や新たな虫歯、歯周病を生んでしまうのは今までのケアだけでは不十分なのかもしれません。原因を検査し対処することで、再治療のない健康なお口を維持し続けられます。
認知症の患者さんには、歯がない人が多いという研究報告があります。歯がないと咀嚼や会話が億劫になるようです。よく噛んでよく話して、口を動かすことは脳の活性化につながり認知症の予防につながるといわれています。
歯が20本以上残っている高齢者は、4本以下の高齢者に比べ平均で10万円以上の年間総医療費が安くなることがわかっています。歯周病予防が糖尿病、心筋梗塞、肺炎、ガン、肥満や動脈硬化などの予防にもつながります。
歯にはアゴと背骨を結ぶ重要な役割があり、丈夫な歯をお持ちであれば、いくつになっても背筋はピンと伸びて若々しくいられます。
歯を失うとお口の中だけでなく体のバランスにも影響し、背筋が曲がってしまうことも。
口臭にはお口の衛生状態も関係しており歯科医院で歯の汚れを徹底的に落としたり、プラークコントロールを行うことで、ほとんどの口臭が予防できます。
入れ歯やインプラントでも食事はできますが、しっかりと噛んで歯ごたえを感じることは天然の歯とは全く違ったものです。「美味しく」食べたいと思うなら自分の歯に勝るものはありません。
なぜなら、
残念なことに日本では
歯医者は
痛くなってから
行くところ
という考えを持つ人が
まだまだ多いからです
リスク評価に基づいた
予防プログラムによる
診療
正しい知識や
ブラッシング法を
ご説明
治療後も
定期的なプロケアで
再治療を防止
健康を維持して
豊かな未来に
つなげていく
左:熊谷先生と / 右上下:講師を招いてのセミナー
染め出し液で
歯垢チェック
フッ化物入りの
薬剤を塗布
歯間や歯面を
クリーニング
歯の表面を
専用ブラシで研磨
仕上げにフッ素を
塗布し歯質強化